2004 2
入院生活(入院になった経緯は、つぶやきの2/14に書いてまーす)
入院生活のはじめの3日間は日ごろの疲れと点滴の副作用(動悸、息切れ)
で髪の毛ボサボサで寝てばかりでした。
食事の時だけベッドを起こしてもらってそのままモグモグ食べて
また寝るって感じ。
陽が入院の次の日、だんなさんとお見舞に来てくれました。
私は入院と分かっていたけど色々と用意する余裕が全然なかったので病院で借りた
いかにも病人な色と佇まいの(笑 当たり前か)浴衣みたいなのをだらしなく着て、点滴で起きれないし
異様に見えたのか泣いて怖がって拒絶していた。
私じゃないと思ったのかな・・・・陽ってばなんて奴だ!(笑)と思ったけど
子供だし仕方ないですね。
実はトイレも洗面も禁止、どうしてたかというと、すべて寝たまま執り行なって下さいということで・・・・
あんまり想像しないでー!!(笑)
洗面はいいとして、問題はトイレ・・・・。
トイレをしたい時はナースコールをして看護婦さんがお皿(???)みたいなのを持ってきてくれて
そんで寝たまま出来るけどそれが一番嫌でしたよ〜(泣)もちろん看護婦さんはカーテンの外で
他の用事をしててくれるけど、でもねー・・・。
水分をあんまり摂らないようにして、ギリギリまで我慢してましたー。
お通じなんて全然なかったというか、そんなトイレ生活だと絶対に出ないもんですね(笑)
先生にトイレに行っていいと言われた時は本当にうれしかった。
介護される人も気を使うし、大変というけどそれを実感したのでした。
同じ病室の人は、双子ちゃんで体に負担がかかって妊娠中毒症の人、婦人科で手術を受けた人(この方は
新生児集中治療室の看護婦さんで、色々と興味深いお話しを聞かせてもらった)重症のつわりの人、
妊娠中毒症でお腹の赤ちゃんが小さくて経過を見るために入院している人などだった。
少し体が楽になって起きてもいい、ただしカーテンの外に出るのはトイレと洗面のみと言われてから
日がな一日私は何をしていたかというと、小さなテレビが付いているのでそれを見てもいいのだけど、
それはいつでも出来るしということで今回は(陽の時に入院したときはほとんどテレビばかり見ていた)
通信教育の課題を毎日し、隣のベッドの重症のつわりの人が借してくれた雑誌の文芸春秋に掲載されていた
芥川賞の作品2品を読めました。
”蹴りたい背中”はちゃんと読めたけど、”スプリットタン”のほうは痛そうで、痛そうで・・・・斜め読みしかできませんでした。
どちらも光る表現があるとか将来性を見込んで選ばれたと聞いたけど、スプリットタンは好きな世界では決してないけど
斜め読みしかしてないけど所々良い表現があるなーと思い、蹴りたい背中もすごく惹かれたわけではないけど
やっぱりこれから良い作品を書きそうな若い才能を感じたのでした。
でも、2作品とも描いてる世界にはあんまり興味ないのだけどね。
舌を二股にするとかボディピアスとか・・・・私も耳にピアスは2ケずつ開けてるけど
どうでもいいなー、二股舌とボディピアス。何もそんなに痛そうなことせんでも(笑)これだけは理解できない・・・・・。
通信教育の遅れていた分が随分取り戻せてそれはとてもよかったです。
新生児集中治療室の看護婦さんが手術が終わって歩けるようになってから、少しお話ししたのですが
未熟児で産まれた赤ちゃんは障害を持ったり、悲しすぎるけど召されてしまったりする事があるのだけど
それは在胎の長さには関係がなくて、一人一人の運命に左右されていると言っていました。
この子は厳しいかもと思えるような極小で産まれた子でも無事育つ子は育つし、比較的大きめに生まれても障害を持ったりするそうです。
運命・・・・・それはそうかもしれないけど、大事にお腹で育てて健康な子でいて欲しいと願わない親などいないわけで、
そうは言われても私なら簡単に事実を受けいられないのではないかと思いました。
厳しいお話しでしたが、貴重なお話しを聞けたと思います。
子供を持つというのは親も自分の力ではどうにもならない空からの運命を受け入れなければならない事、
色々なことを覚悟しなければならないということなのだなと改めて思ったのでした。これは子供を持つということに限らなくて
生きていく事全部に言える事だけど、子供の事となると、正直自分のことより辛いな・・・・。
あと、”ブラックジャックによろしく”などのテレビドラマを見て、実際の現場の方はどう思うのかとか聞きました。
「そんな会話しないよ〜」とか思うことは所々あるらしいですけど、赤ちゃんのダミーとか処置の仕方とか全体的によく出来たドラマだとおっしゃってました。
入院は今回はしたくなかったけども、少しは自分のためになったと思います。陽も私としばらく離れて、私は寂しかったけど成長したなーと思います。
お腹の赤ちゃんにとっては全て良かったでしょう!名前も決めました。ちなみにハンドルネームは光ちゃん(こう)です。本当はこの漢字じゃないけどね。
4月、会えるのを楽しみにしています。
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点滴〜。
部屋は普通の病室(4人部屋)
消灯(9時)後の病室から見た
廊下。ここから出てウロウロしているのを見つかると
看護士さんに怒られる・・・。
明かりのついてるところに分娩室があるのです。
今日もまたどこかの赤ちゃんが生まれるのかな〜?
ほぼ毎日、母と公園の帰りに(丁度帰り道に病院があるので
都合がよかった)お見舞いに来てくれました。
でも陽はすぐに大きな声で騒ぐので長居は出来ないのだけど。
夜、病室の窓から駅のホームが見えます。
世の中が動いていることを見て
はやくよくなって戻らないとなーと思う時。
ここにいると世の中の流れと隔絶されてボーっと
してしまうのです。
たまにはいいけど、私は普段からボーッとしがちなので
気をつけないとずっとそうなってしまいそう・・・・・。
病院の薄味の素食達。
もともと私は薄味に慣れているので平気でした。
不味いって言う人が多い。まー病院の食事だからすごくおいしいもんでも
ないけど、間食がほとんできなくて(ちょっとだけチョコとか
ミニケーキとかつまんでた 笑)ちゃんとお腹がすいてるので、おいしく
食べてました。
おかずはカロリー低そうだけど、ごはんだけはドンブリで出てくる。
このおかげで、すごくひもじい思いをしなく済むんだろうな。
病院では動かないのにそれでも太らないから
ごはんってやっぱりダイエットにいいのかも。